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二十歳も走る12月 Vol.3のイメージ画像

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2019.12.26

対談

二十歳も走る12月 Vol.3

いよいよ開催迫る!記憶に残る成人式に!

夢に向かって頑張る姿が
みんな、カッコいい!

六華 次のテーマは「大人になること」についてです。将来の夢やこんな大人になりたいというイメージはある?
添田 来春、短大卒業なんですけど、中学校の体育の先生になりたいと思っているので、宮崎大学で2年かけて必要な単位を取る予定です。
六華 どんな先生になりたい?
添田 以前、中学校の教育実習に行って、勉強についていけない子や友達を作るのが苦手な子がいるということを知りました。そのような子どもたちに寄り添える先生になりたいです。私はバレーボールをしている時が一番楽しいし、自分が自分でいられるのはスポーツをしている時なので、そのようなことも子どもたちに伝えられたらと思っています。
 僕は、いろんな角度から物事を見たり、人の意見を聞くことができる人になりたいです。家電製品の開発に携わりたいと考えているのですが、自分の考えだけではなかなか便利な製品は生まれないと思うんです。主婦目線だったり、お年寄りの目線だったり、視野を広げて柔軟な考え方ができたらなと。

六華 就職は県外を考えてるの?
 そうですね。宮崎は製造工場はたくさんあるのですが、企画開発は本社で行っている企業が多いので。また、生まれてからずっと実家暮らしなので、一度は県外に出て一人暮らしをしてみたいという思いもあります。
佐々木 私は来春、短大を卒業して、保育士になる予定なのですが、まだあまり実感がなくて。保育士はたくさんの子どもたちを預かり、全ての行動に重大な責任を伴うので責任感のある大人になりたいと思っています。細かい業務もたくさんあるのですが、できるだけ子どもたちと一緒に遊ぶ時間を作りたいです。
六華 やさし~い保育士になりそうな気がする笑。子どもたちにも慕われそう。
川﨑 自分はお世話になった先生に憧れて、小学校の先生を目指しています。子どもたちに分かりやすい授業をしたり、人間関係の幅を広げたりするためにも語彙(ごい)力を高めたいと思っています。

六華 そのために何か努力していることはある?
川﨑 大学の授業で模擬授業をすることが増えてきているので、回数を重ねることで少しずつ語彙を増やしていこうと頑張ってます。
六華 県外に進学しているけど、宮崎に戻ってくる?
川﨑 はい。先生を目指すきっかけになった恩師に恩返しがしたいのと、家族もいて知り合いも多いし、なじみがあるので宮崎で働こうと考えています。
六華 貴島くんは今、仕事をしながら公務員を目指しているんだよね?
貴島 はい。生まれ育った宮崎に貢献したいと考えているので、地元の人たちを助ける・支える一番身近な仕事といえば消防士や警察官かなと思っています。そのために今頑張っていることが二つあって。一つ目は人脈を広げること。二つ目は、小学校で働いているので、子どもたちからまた会いたいと思われるような大人になるということです。そのためには、やはりコミュニケーション力が必要かなと思っています。
六華 みんな将来の目標をしっかりと決めて、それに向かって努力しているんだね。職業は違っても、人や地域に貢献したいという気持ちが伝わってきて、すでにみんな大人になっている感じ。カッコいいね!

「発信力」がキーワード
どんな世代にも魅力あるまちに!

六華 最後のテーマ「自分と宮崎市の未来について」です。みんなどんな宮崎市になるといいと思う?
 宮崎の良さは自然豊かなところにあると思うので、都会のようにはなってほしくなくて。都会に憧れて宮崎を離れてしまう若者も多いけれど、なるべく若者の流出を抑えて、栄えているのに田舎の感じも残っている、そんなまちになるといいなと思います。
六華 源くんは、県外に就職したいということだったけれど、どうすれば県外に出なくて済むようになるだろう?
 若者が働きたいと思うような企業がもっと増えるといいと思います。僕みたいに、やりたいことが宮崎の企業になくて、仕方なく県外に出てしまっている人も多いと思うので。新しいものを作りたい、新しいことをやりたいという若者に対して、サポートしてくれるとうれしいです。

佐々木 高齢者と触れ合える場所ができたらいいなと思います。小・中学生の頃に比べて、大学生になったらそういう機会がなくなってしまったので、もっと若者と高齢者が交流できたらなと。
六華 どうやったら機会が増えるかな?
佐々木 う~ん。いろんな年代が参加できるイベントかな?例えば食事会とか。
六華 なるほど。いいアイデアだと思う!ご飯を食べながらおしゃべりするというのは、若者も高齢者も気軽に参加できて楽しめそうだね。
添田 都会に住む知り合いに、「宮崎はこういうところで、こんなところがあるんだよ」と必死に伝えたら、実際に来てくれたことがあるんです。なので宮崎が自慢できるような話題や場所、人をもっと増やしていってほしいです。私は県外での就職を希望しているので、行った先でいろんな人にPRしようと思います。

川﨑 県外からもっと人を呼び込めないかなと思います。宮崎に多くの人を呼ぶことができる魅力的なイベントを増やしたり、SNSを活用して宮崎の情報を積極的に発信したりしていくことも大事ではないでしょうか。
貴島 和太鼓の演奏で県外に行った時には、そこで出会った人たちに宮崎の良さをPRしたりしています。普段はSNSでも発信したりしているんですが、自分の投稿を見て、福岡の人が実際に宮崎に来てくれたことがあって。一人一人の地道なPRも大切だなと思います。インスタは若者が、フェイスブックは年配の方が利用しているという印象があるので、いくつかのツールを使って、幅広い世代に発信するのも有効的だと思います。
六華 「発信力」というのが一つのキーワードになりそうだね。まずは知ってもらわないと来てもらうきっかけにならないし。そこは宮崎県民の苦手なところかもしれない。でもみんなの話を聞いて、若い世代が発信者になってくれれば、宮崎も変わっていくのかなという感じがする。期待しています!

いろんな意見を聞いて、話して…。
刺激を受けたみんなの今後に期待!

六華 今日のトークセッションの感想を一言ずつお願いします。
貴島 同年代の人たちの意見を聞いて、とてもためになりました。これをきっかけに、自分のできることを探して、積極的に活動していきたいと思います。
佐々木 人前で自分の意見を言うのが苦手だったんですけど、思ったより言うことができました。みんなと話をして、共感できる意見や、自分にない考えを聞くことができたので、いい機会になりました。
 僕もあまり自分の意見を口に出すことがなかったので、この場で言わせてもらって、改めて自分がやりたいことが再確認できました。いろんな意見を聞くことができて、物事をさまざまな角度から見るということの参考にもなりました。
川﨑 新成人同士で意見を交わすことで、いろんなことを吸収できたし、もっとしっかりしようという責任感も生まれました。宮崎をアピールするために、自分なりにもっと発信していこうと思います。
添田 普段は宮崎市のこととか全然考えたことがなかったので、自分が暮らしているまちについて考えるいい機会になりました。同世代でも全然考え方が違うし、みんな自分よりずっと大人だな~と思ったので、自分ももっと頑張ろうと思いました。
六華 みんなの話を聞いていて、一人一人がとてもしっかりしていると頼もしく感じました。あと地元愛もすごく強くてうれしかったです。成人式まであと少しですが、頑張っていい式にしてくださいね!今日は本当にありがとうございました!

未来へ続く。。。