若者的には…
アリーナもアリ!?
成人式実行委員の4人に集まってもらい、熱いトークが繰り広げられた20doトークセッション。フリーパーソナリティーの児玉真美さんの進行で、成人式の話題(Vol.1)から、宮崎市に対する思いに話は広がります。
児玉 皆さんが生まれ育った宮崎市について、こういうところがいいなと思うことはありますか?
佐野 車を走らせれば、すぐに豊かな自然に触れることができる点です。宮崎市は、まちと自然の両方を兼ね備えているところがいいと思います。
永山 県外から来ている大学の友人からは、星がきれいに見えると言われます。普段は宮崎の良さを考えることがないので、友人から教えてもらって気付かされますね。
前田 私の住んでいる地区は、自治会の活動が盛んで、子どもからお年寄りまで交流する機会が多いです。道で会ったら挨拶するのも当たり前だし、住みやすい環境だと思います。
永野 東京に遊びに行って戻ってきた時に、すごくほっとしたんです。宮崎のゆったりとした独特の空気感を改めて感じました。
児玉 県外に行くことで、宮崎の良さを再認識することは多いかもしれませんね。逆に、不便だなと思うことはある?
永山 スポーツ観戦が趣味なので、アリーナができるといいなと思います。今はコロナで無理かもしれないけれど、大きな会場でスポーツの試合やコンサートをいっぱいやってほしいです。
前田 私も同感です!好きなアーティストのライブは、福岡に行かないと見られないので…。高速バスで片道4時間、日帰りしているので大変なんです。
児玉 それは大変!移動時間がもったいないよね。新幹線も通っていないし、公共交通機関は他県と比べてちょっと不便かもしれない。宮崎市にアリーナを希望している若い人たちがいるということが、行政にも伝わってほしいです!
まちなかが変わる
伝え方も変えよう!
児玉 11月に、「アミュプラザみやざき」や「MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店」が中心市街地にオープンしましたが、皆さん行きましたか?
前田 メガドンキは行きました!すごくワクワクして楽しかったです。2時間いました笑。
永野 アミュに東急ハンズが入ったのがうれしかったですね。あとはロフトがあれば…笑。以前と比べて、中心市街地の人の流れが増えたように感じます。
永野 人が集まるようになったからこそ、バスの本数を増やすなど、もっと交通の便を良くしてほしいです。
児玉 そうですよね。まちなかは、車で行くと駐車場が満車のことが多いので、つい広い駐車場のある郊外店に行ってしまいがちです。ところでアミュのオープンに合わせて、宮崎駅周辺とまちなかを結ぶグリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)の運行が始まっているんだけど、知ってる?
全員 知らない…。
児玉 グリスロは、時速20km未満でゆっくり公道を走る4人乗り以上の電動の車両で、宮崎市では「ぐるっぴー」という愛称が付いています。まちなかをゆっくりと周回しているので、ぜひ乗ってみてください。運賃は100円です!小学生以下は無料なので、私も子どもと一緒に利用してみようと思っています。
あみーろーど・宮崎駅前・郵便局前・山形屋前・若草通前に停車する「ぐるっぴー」。12分間隔で運行している
児玉 さて、まちなかもこれからどのように変化していくのか楽しみですが、このコロナ禍で、宮崎市をもっと盛り上げていくためにはどうすればいいと思いますか?皆さんにできることやアイデアがあれば教えてください。
永山 宮崎にしかないものを伝えることが大切じゃないかと思います。
児玉 例えば何だろう?
永山 やはり「食」でしょうか。テレビ番組で取り上げてもらって、全国にアピールするとか…。
前田 若者が積極的にSNSを活用して、食の魅力を発信すればもっと盛り上がるのではないかと思います。
永野 Go Toキャンペーンも行われていますが、他県との往来が厳しい状況なので、宮崎に「来てもらうために」ではなく、「来なくても」アピールできる仕組みを作るといいのではないでしょうか。例えば、店頭販売のみのお店に対して、ネット通販のシステムを構築するための支援を行うとか…。
佐野 私もそう思います。個人でお店をしている人や、高齢の経営者の中には、SNSを使いこなせない人も多いと思うので、アドバイスがあれば助かるのではないでしょうか。
児玉 どれもすごくいいアイデアですね!きちんと現状を踏まえていて、実現できそうなものばかりです。(同席している市の担当者に向かって)経済対策の一つとしてぜひ取り組んでください!
いろんな意見が刺激に
自分らしく生きよう!
児玉 では最後に、皆さんの将来の夢と、このトークセッションで感じたことがあれば教えてください。
前田 仕事と家事、弟や妹の子育てをがんばっている母の生き方を尊敬していて、私も母みたいな大人になりたいなと思っています。具体的な職業はまだ決めていないのですが、子どもたちと関わる仕事に就いて、宮崎の良いところを伝えたいです。最初はトークセッションに参加するかどうか迷いもありましたが、来てよかった!と思いました。考え方の幅が広がった気がします。
永山 自分はまだどんな職業に就くか考え中です。一度は県外に出てみてもいいかなと思っています。今日は自分の意見を伝えることができたし、同世代の人たちのいろんな話を聞くことができたので、とても有意義でした。
佐野 私は県外で就職して、違う世界から宮崎を見てみたいと思っています。小さい頃から小学校の先生になるのが夢だったのですが、もっとほかに自分が輝ける場所があるかもしれないと、自分を見つめ直している最中です。このトークセッションに参加して、さらに自分を見つめることができました。私も前田さんと同じく、子どもたちに関わる仕事を考えているので、ゆくゆくは宮崎に戻ってきて、地元愛を育めるような人になりたいと思っています。
永野 コロナで人と会う機会が減っていたので、トークセッションで直接話をすることができてよかったです。いろんな意見を聞けていい経験になりました。高校生の時は、植物関係の研究者になりたいと思っていましたが、今は歴史など文系のことに興味が向いていて迷っています。でも宮崎で生まれて、宮崎で生きて、宮崎で死ぬと決めているので、宮崎でいろんな世代をつなぐ架け橋になるようなことができればと思っています。
児玉 普段、20代の人たちと話す機会がないので、私にとっても今日は本当に貴重な体験でした。私も大学を卒業した頃と比べると、仕事も住む場所も大きく変わりましたが、自分らしくいられる今をとても楽しんでいます。自分のことも宮崎のこともしっかり考えている皆さんの将来に、私もワクワクしています。一緒にこれからの宮崎を盛り上げていきましょう!今日は本当にありがとうございました!
左上より時計回りで永山くん、永野さん、佐野さん、前田さんのプライベートショット。これからも宮崎での生活を楽しんでください!
未来へ続く。。。