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2021.10.29

コラム

20do学生レポ企画 2021 Vol.3 〜「低糖質スイーツ」を作る人に会ってみた〜

 現役大学生がさまざまなトピックを取材し、原稿を書く「20do学生レポ企画」。南九州大学 の黒木優菜(くろきゆな)さんと鈴木涼乃亜(すずきりのあ)さんが、「低糖質スイーツ」を手掛けるパティスリーにお話を伺いました。(写真は、左から、鈴木さん、黒木さん、「リューヌ・ドゥ・プランタン」の松本富郎さん)

 

【リューヌ・ドゥ・プランタン 松本さん】
Q:商品を開発するうえで、気を付けたことはありますか?
A:材料、分量、分析結果を明確にすることです。レシピ段階からお2人の研究室に協力してもらい、食べた後の血糖値検査をクリアしたものを販売しています。低糖質をうたうからには責任重大なんです。
Q:お客さまの反応は?
A:私の友人でプロゴルファーの大山志保選手にも食べてもらったのですが、とても喜んでくれました。糖質が1.7gで通常のケーキの約20分の1と聞くと、皆さんびっくりされます。

「季節の果物や金粉がデコレーションされていて、見た目も華やかですね」(鈴木さん)大山選手にちなんで名づけられた「しほんけーき」がかわいい

 

【パティスリー エス・サンク 末永さん】
Q:どのような商品を作ろうと思いましたか?
A:低糖質スイーツには焼き菓子が多いので、記念日やクリスマスにも楽しめるよう、いちごのショートケーキを作ろうと決めました。
Q:工夫したところは?
A:メレンゲをしっかり立てて、大豆粉スポンジが硬くなるのを防いでいます。合わせる生クリームもいくつも試しました。普通のショートケーキのような味わいやコクを楽しんでいただけると思います。

「低糖質いちごのショートケーキ」の糖質は1カット2.6g。「エス・サンク」マネージャーの末永結美さん(写真中央)と

 

取材後の感想
 リューヌ・ドゥ・プランタンは、大豆粉のスポンジに軟らかい種類のクリームチーズをサンドし、舌触りをなめらかにすることでパサつき感を抑えていました。材料に制限があっても知識と技でおいしく作るのは、さすがプロ!(黒木)
 糖質を減らすため代替甘味料は必須のようです。いくつか種類がありますが、2店舗ともエリスリトールという自然由来の甘味料を使用していました。(鈴木)

 

レンチン簡単!【低糖質ココアケーキ】(糖質 1人分1.8g)
〈材料〉4人分
生おから 100g
溶き卵 2個分
低糖質甘味料 大さじ4
ピュアココア 大さじ2
ベーキングパウダー 小さじ2 
〈作り方〉
①全ての材料をボウルに入れ、よく混ぜる。
②耐熱容器にクッキングシートを敷き、①を流し込む。
③500wの電子レンジで4分30秒加熱して出来上がり。
※今回のレシピには甘味料にラカントを使用しています。

ココアケーキを作る黒木さん。ホイップクリームを乗せるとさらにおいしい!(糖質量は変わります)

 

取材協力
■リューヌ・ドゥ・プランタン
宮崎市船塚2-72
0985-28-5637
www.kyushu-cake.com/miyazaki/lune_de_printemps/

■パティスリー エス・サンク(宮交シティ店)
宮崎市大淀4-6-28
0985-50-5300
Instagram patisserie_s.cinq